松田 鉄雄 Tetsuo Matsuda (1945-2022)
日本から世界へ挑戦したパイオニア的存在の松田鉄雄氏は、1945年に秋田県大館市(旧田代町)に生まれました。上京後、都内の工房でギターとヴァイオリンの製作に従事したのち、本場クレモナへ移住します。
ヴィエニアフスキーコンクールでの入賞、クレモナトリエンナーレでのヴァイオリン・ヴィオラ両部門でのシルバーメダル受賞など、製作家としての地位を確立し、渡米。シカゴのW.H.Lee社で活躍したのち、1993年独立。VSAコンクールではヴァイオリン・ヴィオラ両部門でゴールドメダルを受賞するなど評価を高め、晩年にはヴィエニアフスキーコンクールやクレモナトリエンナーレの審査員も務めました。その作品はシカゴ交響楽団のメンバーにも愛用され、世界的な評価を受けた最初の日本人製作家として尊敬を集めています。
故郷・大舘への思いは強く、晩年カルテット(ヴァイオリン2本、ヴィオラ1本、チェロ1本)を大館市へ寄贈しています。
クレモナの街で、巨匠Gio Batta Morassiと。
クレモナトリエンナーレで審査員を務めた。
ヴィエニアフスキーコンクールでも審査員を務めた。
この時の優勝者が、菊田浩氏。
店頭展示品
松田 鉄雄まつだ てつお
SOLD OUT
生前の松田氏がもっとも得意としたガルネリのコピーです。豪放なイメージのガルネリ・デル・ジェスですが、本物は351~2mmと、ストラディヴァリよりボディが小さいものが多いのです。本作もそれに倣ったものと思われます。クレモナからシカゴへ居を移したのち、独自のアンティーキング技術で新境地を開拓した当時の力作です。ガルネリの特徴を忠実に再現しつつも、松田氏のオリジナリティーに溢れたテイストです。生まれながらの力強さに、30年の時を経た円熟味が加わり、本物のオールドイタリアンのような重厚さを持っています。上級者、プロ奏者のメイン楽器となり得る、貴重な逸品です。
| 製作地 | Chicago |
|---|---|
| 製作年 | 1995年 |
| ボディサイズ | 351mm |