Altus(アルタス)フルートより2023Newモデル「A9E」が登場(旧品番：A907E)。
管体長の他、音孔径、位置が改良された新しいスケールに加え、リッププレートの曲面形状も改良されました。

1. リッププレートの表面をやや波型のタイプからより平型のタイプに変更。
唄口の前方部分を広く取ることで息がより安定し、唇のコントロールがスムースに行えるようになりました。

2. ブリチアルディキィ(Bキィ)とG#キィのトーンホールとキィカップを若干小さなタイプに変更。
3オクターブの音域、特にC#の音程が改善されました。

3. F#キィより下の音域のキィカップを1.0mm大きなタイプに変更(トーンホールのサイズは変更なし)。
キィカップとトーンホールのサイズのバランスが良くなり、以前よりもタンポの内側にトーンホールが当たることでキィタッチや音の立ち上がりも向上しています。

4. 胴部管の長さを1.0mm長く変更。
1.0mm長くすることでジョイントの安定性が増し、全体的な音程やバランスが向上しました。

5. 頭部管銀製モデルの管体や管体銀製モデルのキィなどに使用していた白銅(銅とニッケルの合金)を洋白(銅とニッケル・亜鉛の合金)に変更。
音色がより豊かになり深みが増しました。

6. キィカップとタンポの間に挿入されているタンポ台を黒い樹脂製からリン青銅製に変更。
音の立ち上がりが良くなり、より豊かな響きになりました。