MUSIC JOY 渋谷の教室だより
SCHOOL BLOG
2024.8.23
MUSICJOY渋谷で稼働しているギターの田村先生よりワンポイントアドバイス第2弾✨
”ギターで伴奏時のコードストローク”
今回は中上級者向けの内容になっています!
バンドで歌物の曲を演奏する方、歌とギターのデュエットでライブ予定の方など、必見です❣
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ギターレッスンを担当している田村雄太です。
中級者以上の生徒さんには、改めて伴奏時のコードストロークを教えています。
箇条書きにすると以下のポイントを意識してレッスンしています。
・基本的にピックを強く握りすぎない
・押弦はなるべくフレットの際に指を置く
・手首を中心に腕も使ってストロークの振り幅を広げ、ピックが弦を通過するスピードを上げること
・ミュートをしっかりすること
・1拍目など支えるべき箇所はルート(ベース)をしっかり出すこと
・洋楽、R&Bなどを基軸にした音楽ではバックビートに重心を置くこと (邦ロックなどではその限りでない)
・円運動のようにリズムの連続性を感じること
・コードチェンジの切れ目を左手の移動、力の抜き方で滑らかに感じさせること。また移動の際に開放弦を鳴らさないように、ブラッシング音を入れたりすること(ロックなどのジャンルやkeyの設定によってはその限りではない)
・16beatのハネる、ハネないをしっかり弾き分けること
・ハネた時に一拍目を遅れないようにすること
・出だし、カウントに集中して具体的にストロークのイメージを持ちながら、最初の一拍目からしっかり入ること
・ロック的な奏法の場合は弦に対してピックを深く当てることがあるが、基本はピックを深く当てすぎないようにすること
・弾き語りのストロークをバンドの役割で考える→1拍目はキック、低音はベーシスト、2拍目、4拍目はスネア、細かい16分音符はハイハットorスネアのゴーストノートだと捉えて弾いてみること
・様々なテンポ、実際の楽曲で練習すること
・クリックあり、クリックなしをそれぞれ練習すること
コードストロークを練習するのは初心者だけだと思っている方も多いのですが、「しっかりと歌を支えるストローク」となるとかなり難しいです。
たかがストロークと侮るべからず。
実際に音楽の仕事の現場では、派手なプレイというよりこのような基礎ができた方が効果が高いです。
お客さんに「上手い」とは言われなくても無意識下に「心地よさ」を与えることができます。
特に伴奏がしっかりできると、歌い手の方が一番感じ取ってくれて良いパフォーマンスに繋がります。
ある程度ギターが弾けると自負している方は、一度録音してじっくりシビアに聴いてみてください。
私自身ももっと感じが良くなるように引き続き取り組んでいきたいです。
★参考動画
HondaのVezelのCMソングのギターを田村先生が担当しています!
今回のテーマに即した、”歌を支えるストローク”の実例になっています。是非下記からご覧ください!
TV版CM
https://youtu.be/SwA3x2h1Hm0?si=f-tGsDbIv464yzFx
Long ver.CM
https://youtu.be/842obpIbzxs?si=FlurDbOr_BrwW93m
フル尺
KERENMI(蔦谷好位置) – 世界 feat. Moto from Chilli Beans. & Who-ya Extended
https://youtu.be/uXhL_a0hfLU?si=MWkDni7XpJ48Gv0O
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田村雄太
ポップス、ロック、ジャズ、R&Bなど幅広いジャンルに対応しています。
ギタリスト/作編曲家として、J-Pop、アニメ/TV劇伴音楽、CM音楽など様々な作品に参加、ライブサポートをしています。
講師としては400人以上の指導経験があり、ソニーミュージックの新人アーティストのギターレッスンも担当するなど
の実績があります。
詳しい実績例はこちらをご覧ください。
https://yutatamura.jimdosite.com/profile/
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ギター 田村講師より ワンポントアドバイス ”伴奏時のコードストロークのコツ”