講師より一言

プロの現場において必要なのは派手なテクニックだけではありません。初見のコード譜を見ながら瞬時に曲を理解し演奏のアプローチを決めなければなりません。アンサンブルにおけるギターの役割、コードボイシングの考え方、リフやフレーズの構築、リズムの重要性、またそれらのバリエーション、アドリブ力など、コピーではなく自分自身の演奏スタイルや表現方法を身につけていきましょう。そして音作り、数万人の大観衆の最後列まで届くような「抜ける音」「芯のある音」。しっかりした音作りはミックスの中で音量を下げても存在し続けます。「音量」ではなく「音質」なのです。ミュージシャンにとって楽器の音作りは声と同じく重要な個性です。みなさんのスタイルにあった音作りをしましょう。