故Gio Batta Morassiの愛弟子であり、現代クレモナを代表する巨匠と呼ぶにふさわしい人物です。長年通い詰めたMorassiの技法をベースにしつつ、新たな境地にたどり着いたその作風は、ヴァイオリン製作の世界に旋風を巻き起こしました。代表的な受賞歴として、1981年の第6回ヴィエニアフスキーコンクールにおけるシルバーメダルとニスの特別賞（および最年少ファイナリスト）、そして1985年の第4回クレモナ・トリエンナーレにおけるヴィオラのゴールドメダルが挙げられます。2015年の第14回クレモナ・トリエンナーレでは審査員も務めました。また近年では、菊田浩氏をはじめ多くの優れた製作家を輩出するなど、『マエストロのマエストロ』としてその活躍がますます注目されています。