音楽のある毎日 宮地楽器

2017年宮地楽器創業100周年

MUSIC JOY 渋谷

民族楽器・馬頭琴 美炎先生にインタビュー!

第9回MUSIC JOY渋谷・講師インタビューは、馬頭琴・美炎先生にお話を伺いました♪
美炎先生は、いつも穏やかで自然体。思わぬ(?)面白いお話も聞けて、先生の魅力が存分に伝わるインタビューになりました!
講師

こんにちは!まずは美炎先生の自己紹介をお願い致します!

馬頭琴講師の美炎です。
18歳の時に馬頭琴を初めて見て、楽器に一目ぼれして演奏するようになりました。

――馬頭琴は確かに特徴のある楽器ですね。どの辺りに一目ぼれされたんですか?

楽器の上部についている馬の頭です。
小さい頃から馬が好きで、毎日神社に行って「私に馬を下さい」とお祈りしていました。 小学2年生の時に「スーホの白い馬」を授業で習い、自然とモンゴルにも興味を持つようになりました。 でもその時は、馬頭琴の印象はあまりなかったんですけどね(苦笑) また私は3歳からバイオリンを習っていたので、弦楽器に愛着を持っていました。
“馬がついている弦楽器”を初めて見たときの衝撃は忘れられないですね。

――では、演奏を聴いての印象はいかがでしょう?

音を聴く前は、素朴な印象で、正直なところあまり面白みがないんじゃないかと思いました。 でも、私の師匠でもあるチ・ブルグッドの演奏を聴いたときに、技巧をこらした華やかな表現力に感動しました。 馬頭琴は、民謡だけではなく、クラシック音楽から現代音楽等、様々な表現も可能です。 そして、西洋音楽では表現できない馬のリズム、風の音、モンゴルの大地等、幅広い世界を表現出来るんですよ。

先生は、馬頭琴という珍しい楽器をどういう経緯で勉強されたんですか?

最初は、日本に留学していたチ・ブルグッドに教えていただきました。 彼がモンゴルに戻るときに、私も一緒にモンゴルに行き、内モンゴル自治区で開催される国際馬頭琴合宿に参加し、初級クラスから勉強しました。

普段はどのような演奏活動をされていますか?

いつもはピアノ、ドラム、チェロの編成で演奏することが多いです。 馬頭琴の多彩な表現をアピールできるよう、モンゴル民謡はもちろん、クラシック、ポピュラー、タンゴ、オリジナル曲を演奏しています。

―― 一旦、話題を変えます! 先生の高校、大学時代のエピソードを教えて下さい。

高校は、山形の“日本一小さい高校”と言われている学校に通っていました。

――先生は、山形出身なんですか?

いえ、千葉出身、千葉育ちです。

講師

――!!!千葉出身、千葉育ち!!!?なぜ、山形の学校に・・・?

この学校では、1学年26人という小さな学校で、寮生活をしていました。 自給自足、自然の中で働くことを大切にしている学校で、私も自然の中で暮らしたいという願望が強かったので、楽しく過ごせました。

それほど自然がお好きだったんですね!大学でも自然関係の勉強をされたんですか?

大学は森林生態学を学びたいと思い、東京農業大学に入学しました。 探険家に憧れていたので、大学では探検部に入りました。 アラスカのユーコン川を、友人と一緒にゴムボートで3ヶ月かけて旅をしたのは良い思い出です。 今思うと、若い頃はやりたい事に猪突猛進で、怖いもの知らずでしたね(笑)

――!!!アラスカに3ヶ月間!!!しかもゴムボートで!!!

クマに襲われないかビクビクしてました(笑)

――大学時代もとても楽しい思い出が多かったのでは?

それが、2年で辞めてしまったんで・・・。 大学を中退したら、全て行き詰ってしまって・・・。 その時に馬頭琴を始め、モンゴルの合宿に参加しました。 誰よりも上手になりたい!!とハマりましたね。

――人生の大事な時期に馬頭琴と出会ったんですね!それでは、馬頭琴の魅力を教えて下さい。

馬頭琴は、弦も弓も馬の尻尾の毛で出来ています。 人間国宝のチ・ボラグさんが「馬頭琴を弾いたときの弦の広がりが、人間の心臓の鼓動と同じ」とおっしゃっていたように、2本の弦とは思えない程、色々な音が聴こえてきます。 実は音域はバイオリンと同じですが、チェロと似ていると言われます。 音の幅、深みを感じられるのが魅力です

――馬頭琴の曲には馬をモチーフにしている曲も多いと思います。上手に弾くコツはありますか?

「馬の曲は馬に上手に乗れないと弾けない」と馬頭琴の先生に言われたことがあります。 楽譜では表せない馬の表現は、実際に馬に乗ってみて、一体感を味わってみると良いと思います。 私も馬の曲を弾いている時は、息遣いや走る馬のリズムを感じるようにしています。

――モンゴルの楽器、特有のコツですね。 それではモンゴルの魅力を教えて下さい!

羊が美味しいです!! モンゴルといえば広い平原を思い浮かべると思いますが、都市部、山岳地帯、砂漠地帯、農村と様々な風景があります。 地方独特の文化を持って、シンプルな生活をおくっているのは魅力です。

講師

言葉は難しいですか?

モンゴルはアルタイ語族なので、文法は日本語と同じです。 実はモンゴルの言葉と日本語は、「~の」と、「じゃあ」という使い方が同じなんです。 単語を覚えれば、言ってる意味が何となく分かってきます。

――モンゴルは遠い国のような感じがしましたが、少しだけ身近に感じました! それではレッスンはどのような内容で進んでいくんですか?

まずは、構えが大事なので、正しい姿勢で楽器を足に挟めるようにします。 お尻、もも、ふくらはぎが、最初は筋肉痛になるかもしれませんが、慣れれば鍛えられ上手くはさめるようになりますよ。 次に、弓を持ち、開放弦で2本の弦をゆっくり鳴らす練習をします。 その後は、音階や曲の練習に移っていきます。

――それでは、最後にHPを見ている人に一言お願いします!

ほとんどの方が、馬頭琴という楽器を知らないと思います。 私は、多くの方に馬頭琴の魅力を伝えたいと思っています。 ハードルが高いと思われがちですが、単純な好奇心で構いませんので、是非体験にいらっしゃってください。

美炎先生、ありがとうございました!
好きなことに一生懸命で、アクティブな一面も見せてくれた美炎先生。まだまだ色々な面白エピソードが聞けそうですね♪ まだ馴染みが薄い馬頭琴ですが、楽器の美しさや音色の奥深さを聞いたら、魅了されること間違いなし! 珍しい楽器を始めたい方、自然やモンゴルがお好きな方、馬頭琴をお試し下さい。

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