音のミックスや編集作業を手掛け「Studio5M」を運営している山根淳史さんに導入頂いたVERY-Qの評価をしていただきました。
ご購入モデル:VQP-910 Vocal Booth Short Type(宮地楽器別注モデル)
山根 淳史(やまね あつし)
東京杉並区と川崎宮前区で「Studio5M」を運営。
最新の Pro Tools HDX とUAD2の組み合わせを基本にOLD NEVE やAVALON,MANLEY等の各種ハイエンドアウトボードを織り交ぜた機材設備。電源やマスタークロック、モニター環境にも気を配っている。20 年近くの豊富な経験からエンジニア的な視点は勿論、現役アレンジジャー、プロデューサーの観点から、素材の良さを活かし、音楽的なアプローチで緩急を付け楽曲を仕上げる。
最初はしっかりした頑丈なブースを導入予定でした。
VERY-Qを導入された経緯をお聞かせください
以前からセカンドスタッフさんのサイトや製品を使用していた関係で、VERY-Q製品も早い時期から気になっていました。最初はブースで使用するというより吸音パネルでスタジオ内の壁に取り付けるのに良いかな?と考えておりました。
防音ブースについては箱型の頑丈なものを考えておりましたが、宮地楽器さんのサイトにVERY-Qのショートブース(背丈の低い仕様のもの)で防音効果もある製品が掲載されていたので、もしかしたら「ブースでも使えるかな?」と思い候補に上がりました。
さっそく宮地楽器さんにVERY-Qを見に行きました!
現物を見てみると思ったより頑丈で、しっかりしていると実感しました。扉からの音漏れなども気になっていましたが、扉周り用防音マジックテープでしっかり防いで使用できます。また、吸音効果もバッチリですね。非常に良いレコーディング環境になると思いました。
マンションの押入れサイズにピタリと嵌る!
この防音ショートタイプは押入れにちょうどいいサイズにでしたね
実際導入して設置してみると、高さが約1870mm(1820mm+50mm)のショートブースセットはプライベートスタジオには好都合のサイズですね。長身の方が使用するのであれば制限がありますが、170mm位までの方であれば問題なく使用でき、押入れにも設置できる優れものです。
使い方次第で様々な効果が期待できる!
モニタースピーカーに対して真後ろにVERY-Q Boothを設置しておりますが、扉を閉めると吸音パネルに早変わりします。設置位置のせいもありますが、低域のもたつき感が取れモニターがしやすくなりました。一石二鳥ですね!
組み立て式の頑丈な防音室だと壁が反射するものがほとんどなので、VERY-Qの簡易防音タイプ(VQP、HQPシリーズ)はパネルの内側も外側も吸音・防音効果があります。設置されたブース自体がお部屋の吸音パネルになりますので、非常に使い勝手が良い製品です。
VERY-Q導入して一番思うことは、安心して収録が出来ることですね。ありそうでなかった製品なのでこれからも新たなオプションや製品開発に期待しております。
ありがとうございました。