月別アーカイブ: 2010年2月

修理編・楽器に何か詰まった CL*スワブ 

本日は木管によくあるスワブ詰まりについて。

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この画像ですと、スワブ通している最中に見えますが、完全に詰まって取れない状態です。

現在市販されているスワブのほとんどは先端(おもりのある方)の反対側にも紐が付いているので余程のことがない限り詰まらないはずと技術者やメーカーの人達は思っているのですが、全国にはそれでも詰まってしまう不運な方が結構いらっしゃいます。

万が一詰まってしまった場合は、自分で無理に取ろうせずに修理にもっていきましょう、絶対そのほうが安全です。

①大人(力の強い人)に抜いてもらう②水を流す③オイルを流す④ほじくる⑤トーンホールから棒で取りだす等々このようなことは楽器を悪くするだけです、専門家に任せましょう。

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するとこの通り、簡単に(特殊技能ですが♪)抜けてしまうのです。現在は反対側から見てます。

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どうですか、真ん中にしわしわになった紐が内側に折り込まれていますね。これではスワブが太くなりすぎて抜けなくなるのは当たり前です。

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この部分ですね。皆さんスワブを折たたむことはとても結構でぜひそのようにして欲しいと私は思いますが、しようするときにはしっかり開いてから使用しましょう。そうしないと大変なことになります。

それから、スワブは、最近の物はほとんど洗濯可能なタイプです、いつも清潔なスワブを心がけましょう。

担当KK

修理編・・自分の楽器は大丈夫ですか? 消耗品FL編

本日は先日に続き、楽器別消耗品(消耗部品が正確かな)についてです。

(このネタは以前も書いたような気がしますが、まだ見てない方の為に頑張って書いていきます。)

フルートのヘッドコルクです、その名の通りヘッドコルクというくらいですからフルートのヘッド、つまり頭部管のコルクです、コルクなんてない、一体どこに???なんて思った方は是非当店までお越し下さい、運が良ければその場で交換作業をご覧いただけます。

それではこちらをどうぞ↓↓↓

下の画像は10年位放置していたフルートのヘッドコルクです、すごい色が(とてもコルクとは思えない)

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位置的にも丁度この辺りにコルクが入っています、もちろん頭部管の中にですが。

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ちなみにこれが新品のコルクです、最初はこのような状態でした・・・それだけ練習すると消耗するということです。

HC3

これは、ヘッドコルク同士を並べ比べてみました。

痩せたコルクは音にも影響が出ます、悪くなってから交換するのではなく、定期的に交換する習慣をつけましょう。

楽器は大切にすれば、何年・何十年と使用可能です、このようなヘッドコルク1つとっても1度もメンテナンスしないせいで楽器の寿命が短くなることがあります、皆さんも自分の楽器を見て健康か確認して下さい。自分で見てもわからない方は是非当店までご来店下さい。

担当KK

自分の楽器は大丈夫ですか 消耗品TB編

本日は、トロンボーンの消耗部品について。

TBISHITUKI

トロンボーンの石突きゴムです、皆さんの楽器は大丈夫ですか、このようにゴムに穴があいていたりしませんか、簡単に交換できますすぐに交換しないと、スライドの先端部分が削れてしまいます。自分でも簡単に交換できます、穴があいている方はすぐに宮地楽器トップウインズまで。メーカー名だけメモして買いにご来店下さい。

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これは、何でしょう?・・・・これは水抜き部分のゴムが長年の使用により溶けてしまったものです。右側が新品です、随分使いいこんだようです。水抜き部分のコルクやゴムの交換も慣れれば簡単です、1度チャレンジするのも良いかもしれませんね。ゴムやコルクが古くなってきたら早急に交換しましょう。

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今度はバネですね。これも良く折れます、片側だけ折れても結構水漏れしないのですが、バネの片側にかかる負担が強くなり結局両方おれてしまいます、片側の折れを発見した場合は早急に交換しましょう。さもないと大変なことになりますよ。

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最後は、ロータリーゴムですね、結構ゴムがさけたりします(写真の中央ように)右下は新品のゴムになります。裂けたゴムはノイズ発生の原因になります発見した場合は早急に交換しましょう。またさけてなくても、長年使用するとゴムがオイル等で硬化してしまいます見た目に傷がなくてもゴムが劣化した場合はノイズが発生します、ロータリーゴムは定期的(1年に1度)位は交換しましょう。

以上、トロンボーンに多い消耗部品についてのお話でした。

気になった方は宮地楽器トップウインズまでご来店下さい。修理技術者がご質問にお答えします。

担当KK

サックスのネック  (表面編)

本日はサックスのネックについて、

まずはこの画像をご覧下さい。

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これは、サックスの超定番セルマーのロゴ付近になります。相当な年代もののように思われますが以外と新しいネックです。

ネックは組立時・MP組立・リード交換等、頻繁に触ることが多い部分です、ラッカー仕上げがしてあっても比較的早めにラッカーが剥がれてしまう事が多々あります、より多く触れる部分ですからラッカーが剥がれないように使用することは難しのですが、剥がれた後のケアーをしないと大変です。ラッカーという表面を守るコーティングが無くなりますからとても錆やすくなります。今ラッカーが剥がれているかなっと思われる方は、常に空拭きをして油分や汚れを拭き取って下さい。またラッカーポリシュで吹きあげるとより光沢が増します、試しにお使い下さい。ラッカーポリシュを使う場合は気が向いた時に拭くのではなくなるべく毎日行うとびっくりするくらい良いしあがりになりますよ。

ちなみにこれが新品の状態です。

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最初はこんなきれいだったんですね、サックスの汚れ・変色・錆等は練習の証しとも言えますが・・・

修理人曰く、楽器はきれいで清潔な方が良い。自分でできるケアは自分で行いましょう。

皆さんも楽器の気になることがある場合は修理人のいるトップウインズまでご来店下さい。

お待ちしております。

担当KK

技術者修行中

本日は、技術者修行物語です。

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何をしているところでしょうか?

トランペットの第3抜差管の動きをスムースに動かす為の調整をしているところです。目が真剣ですね、隣で話しかけられると集中できません、とても繊細な修理です。皆さんのスライドはスムースに動きますか?

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今度は何でしょうか?  実はこちらもスライドです、でもこれはトロンボーンになります。スライドを抜いて外管と内管が並行かどうか目視して悪い箇所を見つけます、口で言うと簡単な作業ですが行うと、とても難しい作業なんです。

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抜差し管をまだ見てますねー、色々見方を変えて不具合箇所を発見し、微調整していくのです。

TBR2

これは、実際にスライドを動かし、自分の手に伝わる感覚で曲がり(変形部分)をチェックしています。

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じっくり見ただけあって抜差しは完了したようです。流石です。今度はピストンの動作確認中ですね。

TBR3

先ほどの、目視や感触で見つけた曲がりを修正しています、やりすぎるとさらに動かなくなります、とても繊細な作業です。

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今度は主管の動作確認ですね、この楽器かなり傷んでるのでしょうね。

TBR4

おっと謎の人物登場か、いえいえ実は表題のとおりYAMAHA技術者から厳しい技術指導を受けている様子なのです。これは定盤といい真っ平らの金属にスライドをのせ、スライドの曲がりがどのようになっているかを確かめる道具を使っているところです。「ここが曲がっているから動きが鈍くなるのですよ。」なんて言われいるのでしょうか。

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やっぱりピストン悪いようですね、まずはクリーニングからですかね。

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全部のピストンを取り出し、汚れを取り問題がないか確認していきます。

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クリーニングが完了し、オイルを注しこれから動作確認です。

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こちらも、隣では技術者の鋭い眼差しで作業状態をチェックしています、テーブルの右手は怒りの拳でしょうか・・・

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厳しい技術指導を受け益々技術に磨きがかかったことでしょう、最後はもちろんお礼は忘れずに。今回の技術指導を受けまたさらにパワーアップした宮地楽器技術スタッフでした。

皆さまのご来店をお待ちしてます。

技術者修行中の1日でした。

担当KK