さて、洗浄特集Vol,4は「タンポ」についてです。
タンポの洗浄は出来るのか?
答えはYesです。
ですが、タンポはとてもデリケート…
しかも、音の要になる重要アイテムなので、むやみに洗浄してはいけません。
洗浄はリペア技術者におまかせしましょう!
でも、洗浄するには費用も日数も掛かります。
では、どうしたら良いか?
洗浄が必要になる前に防げば良いのです!
未然に防がないと、下記のようなタンポになりますよ…
ここで、防止しようとしたけれど上手く出来ていない例をご紹介します。
上の画像は、タンポにクリーニングペーパーが貼りついた状態です。
残念ながら、これでは逆効果…
サックスの様な水分が多く発生する楽器はペーパー系ではなく、
シリコンゴム系の吸水シートやパッドドライ等がオススメです。
サイズも様々で、何より千切れにくいのが特長です!
次に、全く防いでいない(お手入れしていない)例。
汚れの黒い輪が出来てしまっていますね…
ちなみに、ところどころ白く見えているのは「カビ」です。
これで毎日演奏するのは、ちょっと嫌ですよね…
最後に、未然に防げなかった例。
タンポが破けてしまっています。
タンポ表面の皮が破けてしまうと、本来の気密が下がり、音が出にくくなります。
一刻も早くタンポ交換修理することをおすすめ致します。
破けても音が出るから大丈夫、とは決して思わないで下さい!
破けたタンポが良くなることは絶対にありません!
次回のvol.5は「タンポ 特別編」
乞うご期待!
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