練習したらこんなになってしまった。クラリネット編

本日はクラリネットのタンポについてご説明します。

まずはこの画像から

CL1

これはクラリネットの上管のキィなのですが、実は一つだけ足りないのですわかりますか?

それでは、部分ごとに観察していきましょう。

まずはこれです

CL2

あれあれ、破けていますね。

このキィは特に痛み易くほとんどクラ吹きの方はタンポを交換したことがあるはずです、1年以上の経験を持ち、まだ交換した事がないという方は余程、お手入れが素晴らしいか気づいてないかのどちらかです。場合によってはレザー(皮)タンポやコルクタンポを使用している楽器もあります、気になった方は当店までお問合せ下さい。

CL3

こちらのタンポはどうでしょう、まずは左側ですが、真ん中に黒い点が・・・右側は破けていますね。左側の黒い点はカビです。人体に良いカビではありません、どちらも早急に交換しないといけません。

CL4

ここも痛み易いところですが、上側が(側面)擦り切れそうになっているのはおわかりになるでしょうか?、まさに破れる寸前です。

CL5

このタンポは何が悪いのかと言うと、表面が毛羽立っていて、この状態ですとタンポはすぐ水分を吸収してしまいます。

CL6

このタンポも同様です、下側の側面はもうすでに破けていますね。

このように、タンポが傷んでしまうのは練習をしていれば当たり前のことです、定期的にチェックするようにしましょう。

ちなみに、このようにタンポが傷んでいると楽器の割れの原因にもなります、特に寒くなってきた冬のシーズンは割れが多発します、タンポの状態を含め楽器の状態をチェックしましょう。

修理についてのお問合せはこちらまでご連絡下さい。 担当KK