修理編 キーオイルの必要性

本日はキーオイルの必要性について

まずはこれをご覧ください芯がね汚れ1 SAX

横わたる黒光りする棒は、芯がねと呼ばれるものでFL、CL、SAXと木管楽器なら必ずあります。人体でいう骨みたいな物です。

次の写真ですともう少し汚れ具合がわかりやすいと思います。

芯がね汚れ2 SAX

どうですか、ちょっと芯がねを動かしたら、汚れが下のクロスに移ってしまいました。この汚れは外部からの進入による汚れは5%位です、ほとんどはキーのパイプ内で発生します、芯がねやキーの金属が削れたものです。キーオイルはこの金属の摩耗を防ぐのにとても重要な役割をしています、ですからキーオイルは絶対に必要なのです。

ちなみにきれいな芯がねはこのような状態です。

芯がね汚れ3 SAX

どうですか、とてもきれいでしょ、ここに透明なキーオイルを塗り金属の保護をするわけです。

あれだけ汚れるということは、この方はとてもよく練習しているのですね。ということは当然動かさなければ金属は減りませんから上の写真のように黒くなったりしません。ただし何年も使ってないから大丈夫ということはありません、オイルは時間と共に劣化していきますから再度ご使用の際は新しいオイルに交換しないと、本来のなめらかな動き、性能は発揮できません。

オイルを指すのは面倒、なんて方はトップウインズへお越し下さい、我々がしっかりクリーニングして注油いたします。

それでは本日も恒例の

トップウインズ管楽器修理技術をご利用いただいております

本日11月10日がお誕生日のお客様は

残念ながらいらっしゃいません、ご利用ご来店を心よりお待ちしてます。

修理技術陣一同より

担当 KK