4~5年に一度開催される権威ある国際製作コンクール、「ミッテンヴァルト国際弦楽器製作コンクール」。
ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、ヴァイオリン弓、ヴィオラ弓、チェロ弓の計6部門があり、世界中から多くの製作家が作品を出品します。
2018年5月に開催された第8回目のヴァイオリン部門で、宮地楽器で作品を取り扱っている若手製作家
金子 祐丈(かねこ ゆうじ)さんがゴールドメダル(第一位)を獲得しました!
金子祐丈さん
2014年に開催された前回のミッテンヴァルトコンクールで、ヴァイオリン部門では日本人最高位となる第8位を獲得していた金子さん。
今回、80本以上の出品作の中から予選を通過し、2位以下を大きく引き離す高評価を得てついに優勝を収めました!
また、チェロ部門では同じく日本人製作家の永石 勇人さんがゴールドメダルを獲得されました!
永石さんは様々なスタイルでヴァイオリン、ヴィオラ、チェロを製作する高い技術を持った製作家で、数々の権威あるコンクールで入賞・受賞をされています。
ヴァイオリン、チェロの2部門で日本人製作家が優勝という、素晴らしい結果となりました。
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★宮地楽器で取り扱ってきた金子さんのこれまでの作品、プロフィールなどはこちらをご覧ください。
音色もお楽しみ頂けます。
⇒金子祐丈さん 作品・プロフィール詳細
次回作についても入荷を予定しておりますが、時期などについてはお問い合わせください。
なお、金子さんはバロックヴァイオリンの製作も得意としています。
現在、宮地楽器小金井店では金子さん製作のバロックヴァイオリンを展示・販売しておりますので、ご興味がおありの方はぜひお試しください。
(ホームページ掲載準備中)
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ここからは、前回のミッテンヴァルトコンクールに宮地楽器スタッフが訪れた際の様子を改めてご紹介します。
ミッテンヴァルトはドイツの歴史ある都市で、「生きた絵本」と称される美しい街並みを誇ります。
17世紀よりヴァイオリン製作が盛んだったこの街の中心には、その祖と言えるマティアス・クロッツの銅像が鎮座しています。
この地方の貴重なオールド楽器のコレクションが展示されたヴァイオリン博物館もあります。
これは前回2014年のコンクール会場の様子です。ミッテンヴァルトは山と森に囲まれており、このように峻厳な山並みが迫ってきます。
世界中から出品された作品がすべてこのように展示されます。
そしてこちらが、このとき第8位に入賞した金子さんの作品です。
味わい深いオイルニスの仕上げの、非常に完成度の高い楽器でした。
この作品はコンクール後宮地楽器にて展示・販売いたしました。
多くの作品の中から、外観や技術、音響の審査を経て、第一位に輝くことは素晴らしい快挙です。
めきめきと実力を伸ばし今回大きな栄光を掴んだ金子さん。この成果が生かされる今後の作品がとても楽しみです。
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⇒金子祐丈さん 作品・プロフィール詳細
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