今回はアニメーション専門の音響制作会社である株式会社マジックカプセル様の編集ルームとミーティングルームに採用頂きました。
また同社のMAエンジニア安齋歩様に以下の評価をいただきました。

ご購入モデル ：
HQP壁取付モデル（編集ルーム：吸音・防音）
HQP壁取付モデル（ミーティングルーム：防音強化タイプ）

安齋　歩（あんざい　あゆむ）

株式会社マジックカプセルにてMAを中心とした音響エンジニア。
最近ではテレビシリーズや劇場版にもなったアニメ「あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない。」など、数多くの作品を手掛けているエンジニアの一人。

 

 

 

 

響きすぎる部屋をなんとかしたい。

VERY-Qを導入された経緯をお聞かせください

アニメーション作品を作りあげる中で重要な声優さんのナレーション録りをするにあたり、今までの編集ルームの反響音が作業に弊害をもたらせていました。はじめは別の吸音材を使用していたのですが、効果に満足がいかずプロの現場でもかなり評価の高かったVERY-Qの吸音パネルの導入を考えました。また、編集ルームに隣接しているミーティングルームの防音対策にも使えるかなと思い、メーカーに問い合わせをしました。

壁に貼り付けてお部屋ごと防音・吸音！

どのような打ち合わせになりましたか？

まず、目的が違う二つのお部屋それぞれの状況を確認されたうえで、別々の提案をいただきました。

編集ルームは防音・吸音タイプ（HQP）のシングルパネルを基本に壁取付用にカスタマイズしたものになります。パネルの向きで吸音効果が違いますので、現場に合わせて設置しました。今回は吸音し過ぎないように調整しました。ミーティングルームは隣接する編集ルームと別テナントへの防音のための設置でしたが、通常品より防音効果の高い仕様にしました。防音シート+高密度チップウレタンを使用することによりさらに効果を高めることができました。VERY-Qのパネルの固定は一般的に金具で固定しますが、今回はご要望によりマジックテープを基本に壁付けする方向で進めました。打ち合わせで製品の細かな対応や発展性があるのもわかり効果を期待しました。

 

 

約６時間で２部屋完成。

設置後の感想はいかがですか？

まずミーティングルームは、防音効果が高まりました。壁全面に貼ったせいもあって隣りの編集ルームからの音声もしっかり減衰してくれました。吸音し過ぎでの違和感もなくいい感じです。編集ルームは以前の特性から大幅に改善され非常に音の加工がしやすい特性になったと思います。音楽誌「サウンド・デザイナー」の本年10月号の取材でもお話しましたが、デッドになり過ぎず、ミックスに必要な多少のライブ感が残るように調整されているのが嬉しいですね。従来よりミックスバランスが非常に良くなりエフェクト処理も随分やりやすくなりました。また、収録したときのアンビエンスまではっきりわかるようになりこれは特に驚きました。

 

 

すばらしいと思います！

VERY-Qの総評をお願いします

VERY-Qといえば「吸音・防音ブース」のイメージが強かったのですが、パネルとしての製品価値がすごくあると実感しました。吸音と防音の両方の効果が選べて、設置場所を選ばずカスタムオーダーにも対応してもらえる製品はそう多くは知りません。ある意味すばらしいと思います！自宅でお部屋ごと簡易的に防音したい場合などに是非おススメしたい製品ですね。

 

 

 
ありがとうございました