音楽のある毎日 宮地楽器

東大和センター

ギター&ウクレレ講師・倉前太郎先生にインタビュー!

アコースティックギターをメインとしたギターデュオ「HealingArt」でアーティストとしても活動中の倉前先生。その経験とギター指導者としての研鑽の積み重ねで構築した独自のメソッド「アコースティックワーク」について、イーアス高尾センターでお話をうかがいました。

「アコースティックワーク」を発想したのは?

倉前講師ギター講師を始めた10年ほど前は、ギタリストへの憧れや、この曲を弾けるようになりたい!という動機で来られる生徒さんが多く、個々のニーズにお応えするレッスンが主流でした。純粋にギターに憧れて…とか、ギターの音色が好きで…と言って来られる方が多くなったというのが最近の印象。流行りのギターシーンが寂しい時代背景の影響があるのでしょうか。  実は私も何よりギターの音色が好き。ギターだけでなくヴァイオリン、チェロ、サックスなど生の楽器が大好きで、宮地楽器とのご縁も講師の方々による弦楽四重奏のコンサートを聴きに行ったことからなんです。

アコースティック楽器としてのギターをより楽しんでもらいたいというお気持ちが原点なのですね。

アコースティックワークでは、他の管弦楽器と同様にギターをメロディー楽器として位置づけています。楽器の音色と響きを楽しみながら、ギター演奏法の三本柱である「メロディー、伴奏、アドリブ」を身に着け、ポップスやジャズやブルース、ボサノバなど、オールジャンルが演奏できるアコースティックギターのためのメソッドです。

実際のレッスンはどんなふうに?

「ギターベーシック(基礎実技・音楽理論)」と「ポピュラーギター奏法(ジャンル別奏法)」を中心に、コードワークとスケールワークの2つを並行して進めていきます。4分音符や8分音符からなる簡単なメロディーのものが多いジャズのスタンダードナンバーを題材に。メロディーが弾けたら次に伴奏をと、理論をあてはめながら練習します。

どのぐらいで弾けるようになりますか?

初心者から1年未満で、私とデュオができるまで上達していますよ。ジャズやボサノバ独特のサウンドが得られる基本のジャズコードは8個。これを覚えるとジャズのスタンダード曲集を全曲弾くことができます! 加えて、色鮮やかで華やかなポップスコードを15個覚えればさらにジャンルが広がります。  自信を持って弾けるレパートリーがドンドン増えていくのもアコースティックワークのメリット。スケールの形、コード、ルート3度や5度など、インターバルで覚えるので応用が利き、久々に弾く曲でも思い出しながら弾くことができるんです。

アドリブの練習はどんなふうに?

私のレッスンでは、「演奏者のセンスが出る美しいオリジナルラインを作る」という意味で、アドリブをソロメイクと呼んでいます。メロディーと伴奏ができたらとりあえず私の伴奏に合わせて、ドレミ(メジャースケール)で適当に音を鳴らしてもらいます。ある音を長くのばしたり、リズムを変えたりするだけで、ドレミファソラシドだけでもBGMで使われるようなインストゥルメンタルをカッコよく弾けます。特に昔ピアノや吹奏楽をやっていた方、音楽が好きでいろいろなジャンルの曲をたくさん聴いてきた方はセンスが鋭く、アドリブが上手ですね。メロディー、伴奏、ソロメイクができると、ソロやギターデュオだけでなく、伴奏やアドリブなどで他のアコースティックワーク楽器とのアンサンブルも楽しめるようになります。そういう意味でも「アコースティックワーク」というわけです。

コードに対する苦手意識は乗り越えられるでしょうか…?

私が遠回りしながら会得してきたノウハウを駆使して、最短距離でコードを覚えて演奏に生かせるように、ホワイトボードに書きながら生徒さんのペースに合わせて教えています。初回のテーマは「音名とチューニング」。チューニングと指板の音名(5・6弦のみ)を覚えます。これがコード、スケールを自在にあやつるための大切な土台です。  ギターは、ギタリストのフレーズやコピー、ペンタトニックスケールなどで形から入れますが、その全てはメジャースケールの上にあるのはほかの楽器と同様です。ギターも最初にドレミを覚えることが大事なんですよ。

「レッスンノート」というものがあるそうですね。

大学ノートを1冊用意いただいて、私がホワイトボードに書いたことを写したりスマホに撮っていただいて、家でノートにまとめてもらっています。生徒さんにレッスンノートを見せてもらったら、まさに「世界で1冊の教則本」になっていて「これはいい!」と確信し、ずっと続けているんです。自分で書くということが大事なんですよね。生徒さんたちも、振り返って前のほうを見てみると、理解できている自分に驚かれるようです。

レッスンの軌跡が形に残るのは、励みになりますね。

「〇〇という曲が弾きたい」という動機だと、弾けるようになったら辞めてしまう方も多いのですが、アコースティックワークでは学ぶほど興味が広がるようです。そうだったのか…と合点したり、もっと知りたいと目を輝かせる様子を見るととてもうれしいです。
 ギターが人生の宝物になるよう、演奏の上達はもちろん、楽器のケアや人前演奏での機材の使い方…ギターに関するあらゆる支援をさせていただけたら幸せに思います。

インタビューを終えて――――――――――――――――――――――――――――――
ギターを弾くお父様の影響で中1のときにギターを始めた倉前先生。楽器を探求しながら演奏スキルを高めていきたいと、ギターデュオでの演奏活動とギター指導者の二本柱でやって行こうという意思は10代の頃から変わりません。指導することで演奏の腕が磨かれ、生徒さんにインスパイアされて生まれた曲もあるのだとか。「二本柱を大事にギターと生涯向き合っていきたい」という言葉が印象的でした。

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