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ピアノ

ピアノを入手する前に

ピアノを選ぶポイント

「ご自分のピアノを選ばれた時のポイントは何だったのでしょう?」
多くの方から寄せられる素朴な疑問を、3人のピアニストにお尋ねしました。これからピアノを選ばれる方へのアドバイスもいただいています。

江尻南美さんコメント
「こんな音もあるよ」と主張してくれる我が家のべヒシュタインが大好きです(ピアニスト:江尻南美さん)
ピアニスト 江尻南美氏
ドイツの家で使っているピアノは、つくられて100年以上を経たべヒシュタインです。
弾くほうの気持ちの状態は毎日全然違います。ありとあらゆる弾き方をしますし、ずっと楽器の音に耳を傾けるので、とにかく音質の美しいものを使えるといいですね。
このべヒシュタインは、どんな気持ちの時でも優しく芯のある音を出してくれます。また調律のときに鍵盤のタッチを適度な重さがあるように直していただいた手応えが、私の練習にしっかり応えてくれ、「こんな音もあるよ」「こんな雰囲気も出るよ」と主張してくれ、こちらの想像力を育ててくれるのです。
ピアノを選ぶときには、とりあえずという間に合わせのものではなく、長く付き合っていけるようなものを、思い残すことなく選びたいですね。
江尻南美さんコメント
ルイ・レーリンクさんコメント
少し時間がかかっても「運命の」楽器に出会えたら最高ですね。(ピアニスト:ルイ・レーリンクさん)
ピアニスト ルイ・レーリンク氏
家で使っているべヒシュタインは60年代のものですが、自分の表現したいことが広がって、まるでピアノが「もっと弾いて」と言っているようで、音楽をやっていて良かった・・・と幸せな気分になれるような楽器です。
同じメーカーの同じ機種でも1台1台少しずつ違いがありますから、ピアノを選ぶ時は必ず指弾させてもらってください。自分が好きな曲の楽譜をお店へ持っていって弾くのもいいですし、お店の人に弾いてもらうと客観的に音を聴くことができます。
色々と弾き聴きするうちに音色、タッチ、鍵盤の感触から、高音部がキレイに歌っているとか、中音部の音の混ざり具合がいいとか、自分の好みがわかってくるでしょう。
音のイメージを残すのは難しいので、お店に録音機を持っていって、気に入ったピアノの音を録音させてもらい、家でじっくり聞き比べてみるのも一案です。
ルイ・レーリンクさんコメント
川端友紀子さんコメント
初めて自分で選んだヤマハのC5を使っています(ピアニスト:川端友紀子さん)
ピアニスト 川端友紀子氏
日本以外ではポーランド、ドイツ、フランスでピアノを弾いたことがあります。留学中は毎日の練習にはSAUTERを使っていました。ドイツで弾いたスタインウェイは茶色で、デコラティブな彫刻が施されていて鍵盤の縁は黒ずんでいました。弾いてみると2つと同じものがない個性は、ピアノが天然木からできているからということですが、不思議ですよね。
小さい頃から家にはヤマハのG5がありましたが、高校一年生の前期試験のあとに浜松のヤマハに行って、初めて自分で新しいピアノを選びました。4台並んだグランドピアノのうち、気に入った1台を選びました。それがいまもずっと使っているC5です。
はねかえりが強いと弾きにくいので、軽すぎず重すぎないという鍵盤のタッチと、そのピアノが持つ音色を主に選んだように思います。
やはり実際に弾いてみて自分の指と耳になじみのよいものをお選びになるのがいいですね。 製造されて35年以上になるG5は、そのうちにオーバーホールをする予定です。個性の違う2台のヤマハの音色を楽しみながら練習しています。
川端友紀子さんコメント

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