【Crews Teleの テレギブ化!】リペアブログ

 なかなかご紹介できていなかったリペアブログ、

今回は少し大掛かりな修理のご紹介。

ご依頼はCrews telecasterタイプのピックアップレイアウトの変更です。

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現在の【ハム‐シングル‐シングル】から【ハムバッカー2基】への変更と、それに伴いピックガードもブラックに変更、配線も元々付いていたスーパースイッチ(4回路5接点)を利用し変更いたします。

所謂テレギブ化と言われる人気な改造ですね

それでは参りましょう!

まずは新たに増設するハムバッカーピックアップを取り付ける為のザグリ加工を行います。

ザグリ、、あまり聞きなれない方もおられるかと思いますが簡単に言うと木材に落とし込みを作ることでございます。最初の画像と見比べて頂くとわかりますが、下の画像は3基のピックアップを収納する為のザグリです。

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ここから専用のガイドを使い、元のシングルコイル用のザグリをハムバッカーが納まるよう、拡張する形で掘っていきます。

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掘り終わりました。

写真左の黒く残っている部分は元のザグリの導電塗料。ギターに通っている信号をノイズから守る役割を担う塗料です。

ストラトキャスターや、テレキャスターなどに代表されるシングルコイルピックアップは特にノイズを拾いやすく、”ジー”というノイズに悩まされることも多いと思いますが、これら導電塗料などを駆使し、ギターベースにシールディング(ノイズ対策)を施すことで、ノイズの悩みを解決することも出来ます。

拡張した部分にもしっかり導電塗料を塗り塗り。乾燥の間に配線を終わらせちゃいましょう!

 

 

今回の配線は少しだけ特殊。

通常テレキャスターには3wayスイッチという3点切り替えのスイッチがついていますね。

フロントポジション-フロントリアのミックス-リアポジションの3点切り替えですが、

今回はスーパースイッチという5wayスイッチを使用し、サウンドのバリエーションを増やします。

“スーパースイッチ”なんて、なんと安直なネーミングですが、機能を知れば納得、スーパーなスイッチです。

まずは見た目、通常のスイッチが右側、スーパースイッチが左側です。

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圧倒的に多い端子の数、通常のスイッチは2回路3接点ですが、スーパースイッチは4回路5接点もあります。

回路、接点などと突然言われてもなかなか難しいところですが、端子、回路数が多い分、通常よりも特殊なスイッチパターンが組めると言うことです。

今回はハムバッカー2基の配線でフロントポジション-フロントコイルタップ-フロントリアミックス-リアコイルタップ-リアポジションの5wayスイッチパターンを組みます。

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左が元の配線、右が今回の配線です。

取り回しよく、見た目も綺麗に仕上がりました。

無駄に長いリード線や、ハンダの多さは信号のロスにつながり、音を悪くします。かといって、極端に短くしすぎるのも、次に修理が必要になったときにプレートがひっくり返せなくなったり等、デメリットに繋がります。

やりすぎず、何事にもちょうどいい仕事を。

通常のテレキャスターは1ヴォリューム1トーンですが、改造にて1ヴォリューム2トーンに変更されていますね、よりギブソンらしい仕様です。

後は元のピックガードをベースにブラックのピックガードを作成、(写真をとりわすれました、、、スミマセン)

エスカッション取付等を行い、全体のセットアップ!

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Before After 笑

完成!やはりバタースコッチにはブラックガードが似合います。こころなしかギターもうれしそう。

ピックアップはフロントにSaymour Duncan APH-1n リアにはおなじく大人気 Duncan JBをセレクト頂きました。相性もよく、コイルタップサウンドも実用的なサウンド、綺麗にまとまりました。

 オーナー様にも大変喜んでいただきました^^H様いつもありがとうございます。

こんな感じで、少し大掛かりな修理のご紹介でした。

 リペア担当齋藤