本日はタンポの虫食いについてご説明します。
たまたま、修理していたらこのようなフルートのタンポが! この状態のタンポを発見すると何か未知なる生物がいるのではないかと毎度ちょっとだけドキドキします。
長いこと、この修理の仕事をしていますが、さすがに生きている物を見ていないのは幸せ者と言えるのでしょうか?
新品の部品と比べるとこのようになります。
しかしほんと、うまい所を頂いています。不思議なのは、なぜ全部食べないのか。食べられた部分はとてもおいしいのでしょうか?、果物や野菜の場合は虫はおいしい物だけ食べると言われてますからタンポもそうなのでしょうか?
交換後の状態です。これからタンポ合わせを行います。
皆さん、古い楽器には気をつけて、運が悪い人はは3カ月位で食われてしまうことがあります。余程虫にとって快適な環境だったのでしょう。1年程放置して楽器は要注意です。
ちなみにフルートの他に、クラリネットやサックスのタンポも食べられちゃいますから気をつけて下さい。
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担当KK