さて、洗浄特集vol.3の今回は、「芯金の汚れ」についてです。
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洗浄特集 vol.1 「はじめに」 ・ 洗浄特集 vol.2 「ホコリ」
サックスもフルートも「芯金(しんがね)」が必ずあり、とても重要な役割を果たしています。
・・・とはいえ、芯金って一体何のこと??
芯金とは、キィのパイプ内にある軸で、先端をネジ加工してある鉄製の棒のことです。
上の画像が芯金です。
奏者が目にすることは、ほとんどありません。
この芯金も、奏者の日々の演奏により驚くほど汚れてしまいます。
先ほども述べましたが、芯金はキィのパイプの中にある軸です。
この軸は摩耗しない様にキィオイルでしっかりコーティングされております。
ですが、日々の演奏により、オイルが劣化したり、キィとの隙間に汗や汚れが侵入したり、金属が摩耗したりと
状況によって過酷な試練を与えられています。
そもそも透明だったオイルでコーティングされた美しく銀色に輝くはずの芯金も、
なんと真っ黒に汚れたオイルまみれの状態になっていたりします。
中には汗の成分が強すぎて、錆ついてしまう場合もあります。
この芯金は一見キレイに見えますが、白いティッシュで拭くとこの通り・・・
なんと!これだけの汚れがあります。
これらの汚れをしっかり落とし、
パイプの汚れもしっかり落として、
新しいキィオイルを注油すると、動きもはもちろん新品の様になります。
このような作業は、分解・洗浄の際に行ないます。
やはり、洗浄はとても重要なのです!!
次回は芯金の相棒、ネジについてです。
乞うご期待!
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