皆様お久しぶりです。
っていう書き出しじゃなかったことが無い、ことでおなじみ店長@コダマです。
長い冬が終わり、春の嵐はあったもののようやく春の穏やかな気候になってきたかな、という今日この頃。
ご紹介するのはこちら。
どどん。
Sadowsky Metroline Series

国産ベースの魅力を日頃からお伝えしている当店のニューカマーです。
「国産?SadowskyはNew Yorkのブランドでしょ?」と思われた方、その通りです。Sadowskyというと元々はもちろん創始者Roger Sadowsky氏によるNew York発のブランドなわけですが、このMetroline Seriesは日本国内で製造され世界各国に向けて出荷されているSadowskyの世界戦略モデルです。
海外ブランドの国内製造モデルというと、国内流通のためのライセンス商品というイメージがありますが、このシリーズはRoger氏監修の下、New York製のモデルと同様のパーツを使用して製造されており。いわゆる廉価版ではありません。
生産数は少数に抑えられており、基本的にメーカーはストックを持っておらず、希望のモデルがいつでも入手可能というわけではありません。私達小売店でも入荷までは次回の生産を待たなければならないのが実状です。それだけ、大量生産によって犠牲にせざるを得ない部分を最小限に抑える努力がなされていると言えるでしょう。
そのようにして作られる楽器は上質な仕上がりです。

サウンドはまさにSadowskyと言いたくなるような、クリアでレスポンスの良いモダンなもの。ブーミーな低域や余分な倍音の無いスッキリとした音質です。全帯域において余分なピーク感がないので、エフェクターやアンプとの相性に悩む事も少ないでしょう。
ピッキング、フィンガリングへの反応速度が速く、演奏していて非常に気持ちが良いです。
そして、個人的に非常に好感を持っているのが、アクティブプリアンプに加えてパッシブのトーンコントロールが付いているということですね。アクティブ時、パッシブ時問わず効くのでアクティブ時はプリアンプコントロールと組み合わせて突っ込んだサウンドメイクに、そしてパッシブ時には通常のパッシブ仕様のベースと同様に使えるのです。
↑なんだかおかしな日本語ですが、これ結構重要なところです。アクティブ/パッシブの切替が出来るベースというのは世の中に沢山ありますが、パッシブのトーンコントロールを搭載しているものとなると極端に少なくなります。「パッシブには出来るけど、その時はヴォリュームしかコントロールできないから、結果的にパッシブにしては使わない」という事、多いのでは無いでしょうか・・・。パッシブでトーンを絞った時のあのイナタく丸い音が好きなのに・・・という方いらっしゃるのではないでしょうか。。Sadowskyのベースは標準仕様でそのニーズに応えてくれます。
アクティブのサーキットは2バンド。40Hzと4KHzをそれぞれ最大13dBブーストします。このサーキットもNew York製のモデルと全く同じ物を使用しています。
ボディは通常のJBよりも一回り小振りなディンキーシェイプ。これもNewYorkメイドの物と同じですね。取り回しが良いのはもちろんですが、ローが出過ぎないというサウンドキャラクターにも一役買っています。
ここにRoger Sadowsky氏の興味深い発言
「車で移動する西海岸のミュージシャンと違って、地下鉄とタクシーが移動の足になるここ(ニューヨーク)じゃ、楽器1本、アンプ1台でギグしなくちゃいけない。1本でさまざまな音作りを要求されるんだ。しかも、ノイズレスでね。」
Roger氏がマンハッタンに自身のショップを構えたは1979年。
顧客はスタジオミュージシャン達。当時の彼らの主な仕事はジングル(コマーシャル用の15-30秒程度の楽曲)のレコーディングだったそうです。そういった現場では楽器に合わせていちいち音作りしたりする時間など無く、1日に何本ものレックをこなすことになるわけですね。クライアントにとっては演奏の腕はもちろんですが、「サッと来てパッとやってくれる」ミュージシャンが好まれる。自分のサウンドにこだわってサウンドを細かく作り込んでいるようなプレイヤーに仕事は回ってこなくなるのです。
このようにSadowskyにとって「オールマイティであること」は命題でした。
手元で様々サウンドを瞬時に作り出せるオンボードプリアンプ然り、癖のないレンジの広いサウンド然り、取り回しのきく小振りなボディ然りです。
もしかしたらFenderタイプのルックスも、CMのクライアントに「ああ、そのベース(ギター)か。良いね。みんな使ってるやつだね。」という安心感を与える為に有効だったのかもしれません。
バックボーンを理解すると、上記の様な仕様、サウンドというのは必然的に導きだされたものだったというのが自ずと分かりますね。
Metroline SeriesにもこのSadowskyイズムはしっかりと注入されています。


敢えて難癖をつけるとすれば、「優等生過ぎるゆえの色気の薄さ」という事になるでしょうか・・
勉強もスポーツもしっかりできて、服装も乱れず、進学塾とピアノを習っていて新興住宅地の一軒家でゴールデンレトリバー飼ってる帰国子女みたいな感じ(←あくまで主観です)なので、授業をずる休みしてゲームセンターでデートしたりはできなそうです。
が、そんな子もちょとしたきっかけで急に色っぽくなったりするもので。。
Sadowskyちゃんにも、そんなきっかけになるペダルがあったりしますので、それはまた次回にでもご紹介しましょう。
最後、ちょっとおかしな感じになってしまいましたが、Sadowsky Metroline。教室中の男子がざわざわしてしまうような転入生の登場です。←まだひっぱる
と言うわけで、今、高校1年頃の夏休みを思い出してセンチメンタルな風を吹かせてる店長@コダマでした。泣いてなんかいないっ。













今回は弦高の調整からピックアップの取り付け・加工までやらせていただきました。
お一人様45分枠でやらせていただいたのですが、本当にあっという間に終わってしまいました。





